千葉市中央区で進行中の注文住宅「星久喜の住まいⅡ」。
板金屋さんと現場で細部の打合せを行いました。
上の写真は「捨て板金(すてばんきん)」と呼ばれる部材です。
これは、もしも外壁の裏側に雨水が入り込んだとしても、
建物内部まで浸透しないようにするための大切な防水の工夫です。
完成後は見えなくなる部分ですが、こうした“ひと手間”の積み重ねが、家の耐久性を大きく左右します。
長く快適に住み続けられる高性能住宅には、こうした細部へのこだわりが欠かせません。
外部では「水切り」と呼ばれる板金の取り付けも完了。
内部では大工さんが調湿可変気密シートを丁寧に施工中です。
「調湿可変気密シート」ってなに?
住まいの室内には、季節変化や日々の暮らしによって、常に多くの水分(湿気)が存在します。
この湿気を適切にコントロールできないと、壁内部で結露が発生し、
- カビの繁殖
- 断熱材の性能低下
- 構造材の劣化
といった、建物の寿命に関わる問題を引き起こすことがあります。
こうしたリスクを抑えるために採用しているものが、「調湿可変気密シート」です。
調湿可変気密シートには数多くの種類がありますが、今回は外壁の透湿防水シートと同じく、ウルト(Würth)製のシートを使用しています。
調湿可変気密シートには様々な特徴があります。
特徴① 湿気を“通す/止める”を自動で切り替えるシート
一般的な気密シートは、湿気をほとんど通さない性質を持っています。
一方、調湿可変気密シートは、周囲の湿度環境に応じて湿気の通し方を変えるという、非常にユニークな機能を備えています。
-
冬(室内の湿気が多い季節)
→湿気を通しにくくし、壁内への侵入を抑制 -
夏(壁内の湿度が上がりやすい季節)
→湿気を外部へ逃がし、カビ・結露の発生を抑える
まるで “呼吸しながら壁を守るバリア” のように働きます。
特徴② 壁内部の健全性を保ち、家の寿命を延ばす
壁内結露を防ぐことは、家の耐久性を考えるうえで非常に重要です。
調湿可変気密シートを用いることで、
- 断熱材の劣化防止
- 木材(柱・下地)の腐朽リスク低減
- カビの発生抑制
といった効果が期待でき、建物そのものの寿命を延ばすことに大きく寄与します。
特徴③ 高い気密性能により、快適性と省エネ性能が向上
ウルトのシートは、調湿機能だけでなく、非常に高い気密性能を持つことも大きな魅力です。
気密が確保されることで、
- 室内の冷暖房効率が高まる
- すき間風が入りにくく、部屋ごとの温度差が少なくなる
- その結果、光熱費の削減にもつながる
といった、住み心地とエネルギー性能の向上が同時に実現します。
大工さんはじめ、職人さん達の丁寧な施工に感謝です。
断熱性能と気密性能をしっかり確保し、住まいの快適性と省エネ性能を高めます。
「星久喜の住まいⅡ」は、性能・意匠・耐久性のバランスを大切にした住宅です。
完成すると見えなくなる部分にこそ、長く住み継げる家づくりの工夫があります。
そんな“ひと手間”の積み重ねが、これからの暮らしを静かに、そしてしっかりと支えていきます。
