-『木箱プロジェクト』規格住宅-
『木箱プロジェクト』は、基本プランを基に、生活スタイルに応じて必要な要素を微調整しながら設計を進める規格住宅です。
(※2024年10月現在、基本プランは Ver.1・Ver.2 の2パターンをご用意しております。)
本プロジェクトは、弊所の 家づくりへの想い を具現化したものであり、
普遍性・耐久性・施工性・経済性(建築費&維持管理費)に配慮した、軒のあるシンプルな切妻屋根の住まいをベースとしています。
-設計者の想い-
これからの時代において、建築を行う意義を強く意識し、気候変動/脱炭素に対する未来の展望を踏まえつつ、
家族が新たに住まいを建築する上で、資金面・床面積、そして、温熱環境を慎重に考慮しました。
無理なく・過不足なく・快適に暮らせる・次の世代へ受け継ぐことができる 『最小規模の住まい』 を目指した計画です。
日本の木造の家として在るべき理想の姿 = 軒のあるシンプルな切妻屋根。
簡素/簡潔であること。
コストと脱炭素の観点から、小さく作り大らかに暮らす。
シンプルな構造と安定した温熱環境。
日射取得と日射遮蔽のバランス。
住む人が自らメンテナンスや掃除ができる窓の配置。
高齢化を見据え、水廻りを1階に集約。
これらの点を重視して設計を行っています。
-基本プラン Ver.1-
床面積は、吹抜を含め 24.5坪(約81㎡)となります。(ウッドデッキなど外構工事は除く)
外形は凹凸の無い四角形 総2階建て(木造)での計画の為、工事の無駄が無く、工事費を最大限抑える事が可能です。
内部は最低限の間仕切り壁・ドア・引き戸の構成となっていますので、
生活スタイルに応じて、必要な要素(間仕切り壁・ドア・引き戸・収納・造作家具など)を追加し希望の住まいへカスタマイズしていきます。
-New:基本プラン Ver.2-
基本プランに Ver.2 を追加しました。
Ver.2 は、施工床面積28.0坪となり、Ver.1をひと回り大きくした間取りです。
1階:玄関 + 下足室 ・ LDK + パントリー(18畳の緩やかに仕切られたワンルーム空間)・ 洗面 ・ 浴室・ 間口の広いゆったりとしたトイレ
2階:吹抜 ・ 主寝室 + 書斎コーナー + 納戸 ・ 個室(将来2部屋へ分割可能)
ロフト階:収納&空調室として利用
基本プランVer.1では少し狭いかな・・・
吹抜けがあり、個室は3室ほしい・・・
というご家族に大変お勧めの間取りとなっています!
基本プランVer.2 の間取りはWeb非公開で展開予定です。
間取りの詳細については、初回お打ち合わせ時にお問い合わせください。
-お知らせ-
『木箱プロジェクト 基本プランVer.2』が、2024「日本の木の家」設計コンペ にて優秀賞を受賞しました!
応募名:切妻屋根の住まい-木箱プロジェクトVer.2
OMソーラー主催 「日本の木の家」設計コンペ
審査員
堀部安嗣氏 審査員長|堀部安嗣建築設計事務所
野池政宏氏 住まいと環境社
三浦祐成氏 新建新聞社
-基本性能-
耐震性能は『耐震等級3|許容応力度設計』を確保しています。
断熱性能は『断熱等級6|HEAT20 G2』を目標にご提案を行います。
ご予算によっては『断熱等級5:HEAT20 G1』となる場合もございます。
-設計契約後の流れ-
ご要望をお聞きした後、間取りを微調整し間取りを決定します。
決定した間取りを元に工事費の概算見積を工務店へ依頼します。
見積を依頼する工務店は、地域によりますが弊所からご紹介する事も可能です。(基本的に工務店はご自身でお決めください。)
『どのような暮らし方をしたいのか・・・』話し合いを進めていくと、ご家族にとって最適な間取りが少しづつ見えてきます。
上記の間取りは、基本プラン Ver.1をアレンジした事例です。
基本プラン Ver.1の2階を主に変更し、吹抜けを止め、上側の部屋を将来2部屋へ分割できるように変更しています。
細かな作り込みを行わず、生活の変化に応じて柔軟に対応できる計画です。
2階に設けた『 Freeスペース 』は、書斎として使用したり、収納(納戸)的な用途として使用でき、
必要に応じて、押入などの大きな収納やデスクを造作する事も可能です。