「自宅の耐震性能はどの程度なのか・・・?」
「大地震が来たときに倒壊しないのか・・・?」
といった疑問から、近年、耐震診断/耐震改修への関心が高まっています。
特に2024年の能登半島地震の影響もあり、自宅の耐震性能を心配する方々からのご相談が増えています。
耐震診断は、建物の既存図面や実際の状況を基に、劣化の状態や耐震性能を計算し、
数値(評点)でその建物がどれほど耐震性を持っているかを判断する方法です。
評点1.0以上で「一応、倒壊しない」とされ、
これ(評点1.0)は、現在の建築基準法に基づく耐震性能と同等 ≒ 耐震等級1 とされています。
私の経験から、2000年以前に建てられた住宅で耐震診断を行うと、評点1.0以上に達するケースは非常に少ないように感じます。
2000年6月1日に施行された新耐震基準(現行基準)では、
建物の柱・梁の接合部に金物を使用する仕様が明確にされ、これにより耐震性能が大幅に向上しました。
しかし、2000年以前に建てられた建物には、このような金物が使われていないケースが多く、耐震性能が低いことが懸念される為です。
ここで疑問が生じました・・・
『私が設計した耐震等級3の住宅を耐震診断した場合、どの程度の評点になるか・・・?』
一般的に「耐震診断 評点1.5 ≒ 耐震等級3」と言われていますが、
耐震診断と耐震等級3(許容応力度設計)の計算方法は大きく異なります。
果たして、耐震等級3(許容応力度設計)の建物は、評点1.5程度になるのか、実際のところはどうなのか・・・?
そこで・・・
許容応力度設計にて耐震等級3を確保している弊所4つの事例について耐震診断を行ってみることにしました。
・耐震等級3 許容応力度設計で計算した元データを耐震診断ソフトへ読み込ませ、新たに耐震診断を実施。
・耐震等級3 許容応力度設計で計算した元データをより正確に評価する為、一般診断法ではなく、精密診断法で耐震診断を実施。
・耐震等級3 許容応力度設計で使用した耐力壁面材は耐震診断の計算では使用できない為、構造用合板仕様として、耐震強度を1割程低減した数値にて計算。
ここで、まずは耐震診断(評点)の考え方について簡単に説明しておきます。
耐震診断では、建物の耐震性能を「各階」の「X方向(建物の長手)」「Y方向(建物の短手)」の2方向に分けて計算します。
たとえば、木造2階建ての建物の場合、
1階 X方向の評点
1階 Y方向の評点
2階 X方向の評点
2階 Y方向の評点
合計4つの評点が計算されます。
そして、その中でもっとも低い評点がその建物全体の耐震診断 評点となります。
それでは、各事例の診断結果を見ていきます。
◆事例1
1階 X方向 評点:3.13
1階 Y方向 評点:2.26
2階 X方向 評点:4.77
2階 Y方向 評点:2.27
∴評点 2.26
◆事例2
1階 X方向 評点:2.21
1階 Y方向 評点:1.76
2階 X方向 評点:3.26
2階 Y方向 評点:2.90
∴評点 1.76
◆事例3
1階 X方向 評点:2.12
1階 Y方向 評点:2.03
2階 X方向 評点:3.03
2階 Y方向 評点:3.90
∴評点 2.03
◆事例4
1階 X方向 評点:1.76
1階 Y方向 評点:2.39
2階 X方向 評点:2.69
2階 Y方向 評点:3.94
∴評点 1.76
2つの事例で評点1.76という結果が出ました。
事例2:1階 Y方向
事例4:1階 X方向
この2つの事例を詳しく見てみると、評点が低くなった箇所は、日射を取り込むために開口部(窓)を多く設けた部分でした。
窓が多い分、耐震要素である壁が減少し、結果として、その箇所の評点が低くなったと考えられます。
上記の結果から、
耐震診断 評点1.5と耐震等級3は「完全に一致するもの」ではなく、
「おおよそ同等」と捉えるのが適切です。
実際には、
許容応力度設計に基づく耐震等級3を確保しているお宅は、耐震診断での評点1.5以上の耐震性能を有している、と考えられます。
大地震が発生した後でも、
安全に住み続けることができること、
大規模な修繕工事を必要としない状態を目指すこと、
が理想的です。
そのためには、耐震診断の結果に基づき、評点をどの程度まで引き上げるかが大きな課題となります。
一般的に、評点1.0を下回る建物は倒壊のリスクが高いため、最低限評点1.0以上を目指すことが推奨されています。
しかし、地震後も安全で快適な生活を維持するためには、予算が許す限り『評点1.5以上』を目指すことが理想的です。
特に、耐震等級3に相当する評点を達成することで、地震後も大掛かりな修繕工事が不要となり、安心して生活できる住まいとなります。
以上を踏まえ、耐震改修の計画では、できる限り評点を向上させるための工夫が不可欠です。
耐震診断|耐震改修|耐震等級3(許容応力度設計)
脱炭素時代にふさわしい美しい住宅を表彰する設計実例コンテストで2015年から開催されています。(2020年と2021年は不開催)
ただ単に、断熱性能・耐震性能・省エネ性能が高い、といった性能面だけではなく、
未来に向けた意義ある取り組みとして評価されたことを、大変嬉しく思っております。
今回の受賞は、
お施主様と脱炭素(環境への配慮)やバリアフリー(高齢化対応)など
これからの住まいの在り方について共に考えることができた結果だと考えています。
また、工務店の皆様の誠実な仕事と高い技術があってこその成果でもあります。
改めて、お施主様、工務店の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も弊社では、より良い未来に向けて質の高い住まいを作り続けていきたいと考えています。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
千葉・検見川の住まい
お施主さまから、追加で設置した簾(すだれ)の写真をお送りいただきました。
右側の窓はFIX窓(嵌め殺し窓)で開閉ができない為、室内側に簾が設置されています。
白いロールスクリーンの後ろに綺麗に納まっています。
風情があり、とてもよい雰囲気です。
こちらの窓は北側に位置しますが、昨今の気温変動を踏まえ、方位に関係なく夏の日射遮蔽を徹底することの重要性を再認識しました。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
先日、 千葉・検見川の住まい
残工事などの確認とお引越し後の様子を伺ってきました。
楽しみながら暮らされている様子を拝見でき、非常に嬉しく感じました。
また、お施主さまから、暮らしの感想などをいろいろとお聞きすることができました。
いただいた感想を、今後の設計にしっかりと役立てたいと思います。
お施主さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
室内はカーテンや家具など、暮らしのインテリアが加わることで、
住まいが一層華やかで楽しい雰囲気に包まれているのを感じました。
様々なアイテムが調和し、空間全体に温かみや個性が加わり、居心地の良さが一段と増しているのでは・・・と思います。
日々の生活がより豊かで楽しいものになるように・・・
今後も設計において、しっかりと、そして、丁寧に取り組んでいかなければならないと、改めて強く感じました。
意匠面や温熱環境面を含めた心地よい空間は、「暮らしの質」を高める重要な要素であるため、
一層の工夫と配慮をもって設計を続けていきたいと思います。
日射遮蔽用の簾(すだれ)が設置され、効果を発揮していました。
平安時代から使われているものですが、
直射日光を遮りながら、室内まで適度に明かりを透過させるという、非常に機能的な装飾だと感じます。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
ご相談を受けた成田市のお宅
お借りした既存図面の復元作業など下準備を終え
先日、現地調査を行いました。
まずは外部の状態を確認します。
基礎に一部ひび割れが見られるものの、非常に良好な状態です。
続いて、内部の状態を確認します。
床下点検口・天井点検口から、構造材の接合状況・筋交いなどの耐震要素の接合状況も合わせて確認します。
柱と梁の接合には、金物(通称:羽子板ボルト)も確認できましたが、使用は限定的な状態となっていました。
現地調査の内容を基に耐震診断の計算を行い、後日改めて、診断結果を報告に伺う予定です。
弊所の『家づくりへの想いや考え方』などに共感いただけたこと、非常に嬉しく思っております。
私自身、脱炭素・バリアフリー/高齢化対応など、今後の住宅(建築)の在り方を見直す良いきっかけとなりました。
ありがとうございます。
お打合せでは、お二人からさまざまなアイデアをいただき、
お家がより良い方向へ向かっていったように感じておりました。
ご相談を受けてからお家の完成まで約1年と8ヶ月、長いようであっという間でしたね・・・
これからもお付き合いの程、どうぞよろしくお願いいたします。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
耐震診断のご相談を受け、成田市まで現地確認へ行ってきました。
お住まいがとても広く立派(仕事で関わった住まいの中で一番広いのでは・・・?)
既存の平面図や基礎の図面なども残っていた為、診断までの下準備がスムーズに進められそうです。
以前設計のご依頼をいただいたお施主様からのご紹介で
富里市へ改修工事の現調に行ってきました。
今回は水廻りとLDKの改修との事で、各所現況を確認し図面化していきます。
お施主様手配による植栽工事が完了したとの事で
植栽工事後の写真を送っていただきました。
緑が入り、デッキ周りの雰囲気が一段とよくなりました。
次回お伺いするのがとても楽しみです!
既存井戸から配管で繋いだ手動ポンプ
グランドカバーも素敵です。
玄関周りの鉢植え
緑があると華やぎますね。お手入れもしやすそうです。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
建築事例に 千葉・検見川の住まい を掲載しました。
以下 テキスト抜粋
間口5.8m/奥行21mという、奥行のある細長い敷地に建つお住まいです。
敷地の特性である奥行を生かしながら、視線の抜け・流れ/リズムを意識した、広々と伸びやかな空間構成が特徴です。
全体デザインは、素材感の引き立つナチュラルモダンな雰囲気で統一・・・・・・
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
引渡:2024-06-21
先週 千葉市のお住まい を無事にお引渡しすることができました。
始めてお問い合わせてをいただいてから1年と8か月。
土地購入を検討されている段階から、古屋解体前の現地視察など、家づくりをご一緒さていただいた計画です。
改めまして、お施主さま、この度はおめでとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
また、工事を担当いただいた工務店関係者の皆さまへも、感謝申し上げます。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
竣工検査&完成見学会:2024-06-15
午前中にお施主様と竣工検査を行い、午後から完成見学会を開催しました。
改めまして、この度は会場をご提供いただきましたお施主様へ心より感謝申し上げます。
また、ご来場いただいた皆様、そして、ご協力いただきました工務店様ありがとうございました。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-06-12
ウッドデッキ・目隠し塀の工事が概ね完了しました。
照明・スイッチ/コンセントなどの取り付けも概ね完了し、いよいよ住まいの完成が見えてきました!
敷地が持つポテンシャル(細長い形状・周辺環境など)を、抜け感として住まいに取り入れることができた、と実感しています。
住宅密集地ながらも南側へ抜けがあり、日差しを取り込みつつ、遠くに見える道路の植樹帯を借景することもできました。
6/15(土)開催|完成見学会の申込みも受付中です。 詳細はこちら
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
弊所で設計工事監理を進めてきた千葉市のお住まいがまもなく完成を迎えます。
この度、建築主様のご厚意で完成見学会を開催いたします。
時間帯指定の完全予約制(先着順)となります。
◆日時|
・6/15(土)13:00~14:30(※残り1組)
・6/15(土)14:30~16:00(満席)
・6/15(土)16:00~17:30(※残り1組)
※14:30~の枠は一旦募集を締め切りました。
◆申込締切|
開催日の前日12時まで
◆建物概要|
木造2階建て 床面積 全体で32.4坪(吹抜け除く)
長期優良住宅認定取得 耐震等級3(許容応力度設計)・断熱等級6(UA値0.33)
太陽光発電パネル10.88kw
勾配天井・平天井
天井高さが高い部分や低い部分
構造体の木(柱・梁)がそのまま見えたり
吹抜けあり
キャットウォークあり
と、変化のある楽しいお住まいです。
床材のメインは杉材で、節有と節無しを各階で使い分けていますので、節の様子などもご確認いただけます。
無垢の木や塗壁を多用した内装となっています。
見学を希望される方は
完成見学会 お申込みフォーム をご利用いただき
必要事項を適宜ご記入の上、お申し込みくださいませ。
折り返し、詳しい案内・注意事項などをお送りさせていただきます。
尚、先着順の為、申し込み状況によりご見学いただけない場合もございます。ご了承ください。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-06-05
ウッドデッキ工事が始まりました。
玄関ポーチの柱が仕上がりました。
この部分は、外壁とは切り離し、別個の存在として表現する意図で、外壁材とは別の仕上(ガルバリウム鋼鈑 平葺き仕上)としています。
仕上材を変えることで、上部構造を支える柱の存在を示しつつ、見た目(外観)として、上部が浮いた印象になるようデザインしています。
構造計算上、柱自体をなくすことも可能ですが、
それにより上部構造(梁)に負荷がかかりすぎてしまうこと、
また、柱があることで建物としての安定感や落ち着きを表現する為、柱を設けたデザインとしています。
製作建具(引き戸・開き扉)の設置も始まりました。
写真では少し見づらいですが、扉に底目地加工(縦ライン部分)を施しています。
とても良い雰囲気になりました!
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-05-29
内部に下地クロスが貼られ、一段と室内が明るくなりました。
下地クロスの上に仕上塗装を行います。
塗装屋さんが養生などの下準備を進めています。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
弊所で設計工事監理を進めてきた千葉市のお住まいがまもなく完成を迎えます。
この度、建築主様のご厚意で完成見学会を開催いたします。
時間帯指定の完全予約制(先着順)となります。
※現在、残り2組を募集中です。
日時|
・6/15(土)14:30~16:00(※残り1組 5/21時点)
・6/15(土)16:00~17:30(※残り1組 5/21時点)
建物概要|
木造2階建て 床面積 全体で32.4坪(吹抜け除く)
長期優良住宅認定取得 耐震等級3(許容応力度設計)・断熱等級6(UA値0.33)
太陽光発電パネル10.88kw
勾配天井・平天井
天井高さが高い部分や低い部分
構造体の木(柱・梁)がそのまま見えたり
吹抜けあり
キャットウォークあり
と、変化のある楽しいお住まいです。
床材のメインは杉材で、節有と節無しを各階で使い分けていますので、節の様子などもご確認いただけます。
無垢の木や塗壁を多用した内装となっています。
見学を希望される方は
完成見学会 お申込みフォーム をご利用いただき
必要事項を適宜ご記入の上、お申し込みくださいませ。
折り返し、詳しい案内・注意事項などをお送りさせていただきます。
尚、先着順の為、申し込み状況によりご見学いただけない場合もございます。ご了承ください。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-05-22
大工さんの工事が一段落し、内装仕上げ(クロス工事)の下地パテ処理を進めています。
『パテ処理 → クロス貼 → 仕上塗装 → 各設備機器の取付』
という流れで進んでいきます。
内部と並行し、外構工事も進めていきます。
まずは、目隠し塀やウッドデッキを設置する為の下準備を行っています。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
9mm・20mm・36mm・39mm・60mm・90mm
厚み(見付)や幅(見込み)など、使用する木材の各寸法です。
使用する木材は、
樹種を決め、見せ方・使い方・施工方法などを考慮し、加工寸法を検討・決定します。
そして、
その加工寸法に対して、設置する間隔・位置といった固定寸法も同時に検討・決定します。
今までの経験から直ぐに決める事ができる部分もありますが、
納まりの複雑な部分は、各寸法と設置位置を複数案検討しながら、良し悪しを比較し、最適な計画案を決定します。
木材の寸法に規則性を持たせることで、
視覚情報を整理し全体のデザイン性を統一しています。
また、
材料の流用など、加工性・施工性なども意識しています。
写真は、工事中の千葉市のお宅、吹抜け周りの木手摺です。
今回の計画で特に納まりが複雑な部分となります。
1階の吹抜け下から見上げた際、野暮ったくなく、美しく見えるように慎重に検討した部分です。
縦桟を吹抜け内側の壁面に持ち出して固定する方法であれば、 設計・施工両面で考慮すべき取り合いが減少し、工事が楽になります。
しかし、
その場合、縦桟の存在感が強くなりすぎて、野暮ったい印象を与えてしまう可能性があります。
また、
今回は吹抜け自体が小さいため、縦桟を持ち出すと、吹抜けがひと回り小さく見えてしまう懸念があります。
そこで、今回は「床面へ縦桟を取り付ける」という、少々複雑な(面倒な)納まりとしています。
ここで問題になってくるのが、平面的な各方向(X方向・Y方向)の揺れをどう抑えるか?という事です。
その問題点に対して、今回は、『三位一体|総持ち』という事を考えました。
縦桟・横桟(丸棒)・一番上の笠木
それぞれの木材は華奢な寸法ですが、
それらが三位一体となり、手摺としての機能を担保できるデザインです。
三つの材料が組み合わされる事で、
各方向(X方向・Y方向)の揺れを抑えつつ、視線の抜けを確保できる構成となっています。
笠木の終端に構造柱があることも好条件でした。
また、
この木手摺の縦桟はキャットウォークのスノコ床とも取合う為、
スノコ自体の寸法とスノコ同士の設置間隔に対して、木手摺をどの程度の間隔で立てるのか・・・など、
複雑な取り合いと全体のバランスを意識し決定しています。
大工さんも、図面から設計意図をくみ取り丁寧に施工してくださいました。ありがとうございます!
とても良い仕上がりになったと感じています。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-05-15
足場の解体が無事終了し、外観が見えるようになりました。
屋根形状は街並みと調和する三角屋根(通称:切妻屋根)です。
外観全体としては、水平ラインを整え、流れのある窓配置となるように、間取りと窓配置、そして、耐震性の整合性を意識しています。
玄関ポーチを凹ませることで外観に変化を与えながら、雨除けの機能も兼ね備えています。
屋根形状の中で、私個人的には、この切妻屋根がお気に入りです。
形態として、施工性・耐久性・経済性において合理的であり、伝統的な美しいデザインであると感じるからです。
写真では見えにくいですが、屋根の裏と玄関ポーチの天井(通称:軒天)は、無垢の杉板を使用し、耐久性とデザイン性を兼ね備えています。
内部施工状況1
明るい吹き抜け、勾配天井、そして天井高さを抑えた個室。
これらすべてが調和し、生まれる明暗のコントラストが美しいです。
内部施工状況2
内部施工状況3
設計時に想定していた通り、素敵な室内になったと感じます。
無垢の木を扱うことは施工的にも非常に気を遣い、苦労が多いのですが
大工さんが満足気な表情をされていて、設計者としてとても嬉しくなりました。
大工の皆さん、ありがとうございます!
引き続き、完成まであと少し、よろしくお願いいたします!
既存井戸の配管延長工事も行われました。
気密測定も行いました。
結果、C値:0.68
高気密住宅としての性能を確認する事ができました。
改めまして、大工さんはじめ、現場関係者の皆さま、ありがとうございました。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-05-09
昨日の続きで、太陽光パネルの設置確認へ行ってきました。
丁度、サッシ屋さんが庇に簾用のフックを取り付けている最中だった為、
設置位置と今後の工程確認を行いました。
いよいよ今週末、足場解体となります。とても楽しみです!
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-05-08
室内施工状況1
室内施工状況2
天井のボード貼が完了し、
壁のボード貼・造作工事を進めています。
軒天 杉板貼 施工状況
外壁含め、綺麗に仕上がりました。
太陽光パネル施工状況
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-05-01
各階のボード貼りが進んでいます。
ここから一気に進みます。
造作建具枠の取付。
角の部分、非常に綺麗に納めていただきました。
ありがとうございます!
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-04-24
各階の床板貼りが進んでいます。
床板はお薦めの杉材です。
2階勾配天井となる部分は、形がはっきり分かるようになりました。
シンプルな三角形の家型が美しいです。
ここから更に変化します!
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
先日、昨年お引渡しをしたお宅へ工務店さんと共に一年点検に伺いました。
お施主様は、庭づくりを楽しみながら
自然と共に過ごす喜びを感じておられるようでした。
まだまだやり足りないとのことで
お庭と住まいがさらに成長していく様子を楽しみにしています!
断熱等級5|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-04-17
天井断熱(セルロースファイバー)用の下地組が完成しました。
柱に支えられている天井中央の梁は、仕上で見えてくる梁です。
天井が仕上がると、雰囲気が大きく変わってくるかと思います。
屋根の裏(通称:軒天)の杉板貼りも進行中です。
板金屋さんによる外壁工事も進行中です。
まずは水切り板金の取付・透湿防水シートの取付を行っています。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-04-10
各所 窓枠の取付が概ね完了しました。
玄関の窓枠(下枠)は飾り棚も兼ねています。
ちょっとした小物を飾ったり鍵などを置いておくのに便利です。
続いて、天井/間仕切り壁の下地組を行います。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-04-03
各所、断熱工事が進んでいます。
外貼り断熱工事 順調に進んでいます。
大工さん、丁寧で、仕事が早い!
外周壁の断熱材(セルロースファイバー)工事が完了しました。
天井の下地を作り、追って天井にもセルロースファイバーを吹き込みます。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
以前から興味を持っていた「既存住宅状況調査技術者」を無事に取得しました。
既存住宅状況調査技術者は、1級建築士・2級建築士・木造建築士のみが取得できる、建築士限定の専門資格です。
「専門資格」という言葉から難易度の高い試験を想像されるかもしれませんが、実際の試験は非常に簡単でした・・・
実務経験があれば、問題なく合格できます。
さて、
既存住宅状況調査の主な役割は、
中古住宅の構造耐力上主要な部分(基礎、壁、柱など)を調査し、劣化状況や不具合を目視・計測等で確認する事です。
近年、中古住宅市場が活発化している中で、購入後に思わぬトラブルを防ぐために調査の重要性がますます高まっています。
調査結果は重要事項説明で報告され、これにより購入者は安心して物件を選ぶことができます。
中古住宅市場において、建物の状態を正確に把握することは非常に重要です。
既存住宅状況調査技術者は、購入者の不安を解消し、スムーズな取引をサポートすることが期待されています。
この資格取得と建築士の専門知識と技術を生かして、より安心できる住宅取引に貢献していきたいと考えています。
現場確認:2024-03-27
断熱材(セルロースファイバー)工事がはじまりました。
まずは、壁の不織布を貼っていきます。
施工が非常に丁寧です。
板金屋さんにも現場へお越しいただき、外壁工事前の下打合せを行いました。
私が作成した板金の原寸図をお見せしながら意見交換を行い、施工準備を進めています。
工事が楽しみです!
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場打合:2024-03-23
土曜日、お施主さまに現場へお越しいただき、工務店さんと3者で、内装の変更部分・外構などの打合せを行いました。
ウッドデッキに階段を付けたり、塀の目隠し板に変化をつけたりと、完成が楽しみです。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-03-21
大工さんと下地や造作について、電気屋さんと各配線について打合せを行いました。
窓サッシ 施工状況。
内部 施工状況。
窓サッシが取付き室内が明るくなりました。
断熱等級6(UA値:0.33)|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
先日、住宅遺産トラスト主催の
「伊藤邸(旧園田高弘邸)音楽と建築の響き合う集い」に参加しました。
いつか見学したいとずっと思っていた伊藤邸(旧園田高弘邸)
ピアニスト三木香代氏の美しい演奏と建築家伊礼智氏の解説に続き、
吉村順三氏設計の邸宅をじっくり見学するという
まさに贅沢な内容です。
戦後10年・1955年に建てられた伊藤邸(旧園田高弘邸)は、増築前の77㎡という限られた空間の中で、
巧みな設計により驚くほど開放的で、且つ、籠り感のある空間を実現していました。
吹き抜けとコーナー窓、各素材の対比、そして、緻密な寸法操作が生み出す心地よい空間は、写真で見ていた以上に感動的でした。
過去の対談で、
吉村建築は「生き生きとした場」といった話がありましたが、まさにその通りだと感じました。
人の動きが見えるというか、建築が動きを誘導するというか・・・
天井高さ・手摺壁の高さなど、単純に『高さが低い』という事ではなく
腰を下ろす・見下ろす、といった動作に連動する設計は、空間をより多様で活発なものにしている印象を受けました。
改めて資料や書籍を読み解き、
伊藤邸(旧園田高弘邸)の設計を深く理解することで、自身の設計にも活かせる要素を探していきたいと思います。
現場確認:2024-03-13
屋根工事 施工状況。
ガルバリウム鋼鈑が綺麗に仕上がりました。
耐震壁 施工状況。
気密テープを施工中です。
2階内部 施工状況。
各下地の取付・電気配線工事など、着々と進行中です。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-03-06
屋根防水 施工状況。
この上にガルバリウム鋼鈑を施工し完成です。
耐震壁 施工状況。
釘打ちも非常に丁寧。
2階内部 施工状況。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-02-28
屋根下地 施工状況。
通気層の防水&下地が完了しました。
化粧梁・化粧根太 施工状況。
構造金物 施工状況。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-02-09
大安 上棟式
先週末に棟上げを終えた千葉市のお家にて上棟式を設けていただきました。
改めまして、お施主さま、おめでとうございます!
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-02-03
棟上げ
土曜日 大安 棟上げでした。
お施主さま、おめでとうございます!
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-02-01
土台敷き
1階床 断熱材 施工状況。
1階床 構造用合板貼 施工状況。
いよいよ今週末 棟上げ(上棟)です!
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2024-01-10
既存井戸・構造材加工図チェック
計画しているウッドデッキの詳細を微調整する為、既存井戸の位置を、基礎コンクリートから計測しました。
先行配管施工状況。
構造材の加工図チェックも大詰めです。
上の図↑↑↑は、工場から送られてきた化粧梁 固定方法の確認用図面です。
弊所で内容を確認し、修正箇所などを伝えます。
このようなやり取りを何回か繰り返した後、構造材の加工がスタートします。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
SUVACOでは、新築住宅やリノベーション住宅など様々な事例が掲載されています。
その中で、光栄にも、弊所で設計・工事監理をさせていただいた『袖ヶ浦|蔵波台の住まい』が【いい家・オブ・ザ・イヤー2023】に選出されました。
2023年、SUVACOに新たに公開された住宅事例は約830件あり、その中でも特にユーザーからの反応が大きかった人気事例TOP15に選ばれたとのことです。
この度は、多くのユーザーの皆様にご評価いただきランキング入りしたことを大変嬉しく思います。
お施主さま、そして、高い技術と豊富な経験を活かし丁寧に施工してくださいました佐野工務店の皆さまへ感謝申し上げます。
今後も弊所では、高い性能(耐震性・断熱性・気密性・耐久性)を確保しつつ、魅力ある住まいを提案していきたいと考えております。
現場確認:2023-12-19
基礎工事 型枠脱型後の確認を行いました。
基礎天端/土台アンカー施工状況。
ユニットバス 基礎点検口(断熱仕様)先行設置 施工状況。
現場確認と並行し、所内では、施工詳細図の作成や施工者側から提出された施工図のチェックなどを進めています。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
誠に勝手ながら、年末年始休業期間を下記のとおりとさせていただきます。
年末年始休業期間:2023年12月29日~2024年1月3日
休業期間内のお問い合わせは、年明け1月4日より順次お返事させていただきます。
年末年始休業期間中は何かとご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。
現場確認:2023-12-07
配筋検査を行いました。
図面と照らし合せて、鉄筋のサイズ・本数・間隔など、それぞれ確認していきます。
とても綺麗に配筋されています。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場確認:2023-12-02
まずは既存のブロック塀の解体工事から。
今回は敷地形状などを加味し、基礎工事を本格的に始める前に、ブロック塀の解体工事が先行して行われました。
地面の掘削(根切)状況。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
今春から受講していた、敬愛する泉幸甫氏の講座「『住宅設計の考え方』を読み解く」の最終講義が先日ありました。
社会情勢(物価高騰)や自然環境の変化、建物性能に対する法改正など
建築(住まい)の在り方が、良くも悪くも大きな変換期に差し掛かっている中
継続すべき事、変えていくべき事、そして改めて学ぶべき事を見直す良い機会となりました。
現場確認:2023-11-21
地盤改良工事
今回は鋼管杭での改良です。(改良方法は地盤・敷地状況により異なります。)
事前に
高さの基準点(ベンチマーク)
杭の設置高さ
を施工図にて指示し、現地では建物配置と杭位置の確認を行いました。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
地鎮祭:2023-10-29
日曜大安
千葉市花見川区で計画させていただいているお宅の地鎮祭でした。
ちょうど一年前
お施主さまからお問い合わせを受け
土地探しからお手伝いさせていただき
多くの打合せを行い
資材高騰という厳しい情勢の中、ついにこの日を迎える事ができました。
改めまして、お施主さま、おめでとうございます!
工事関係者の皆さま、安全にどうぞよろしくお願いいたします。
断熱等級6|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現在計画させていただいている千葉市花見川区のお宅です。
次回打合せで、模型を建て主さんへお見せする予定です。(喜んでいただけるかな・・・)
今回のご計画でまず考えたことは
『住宅密集地の中で冬場の日当たりをどう確保するか』という事です。
そこで・・・
まずは周囲の建物との関係をシミュレーションしながら、間取りの方向性(大枠)と外観(形)を同時並行で検討していきました。
そして、その大枠を基に
南北に長いという敷地の特性を、伸びやかな内部空間として反映させる為に
1階・2階共、視線が、平面的、且つ、立体的に抜けるように、壁・床・吹抜けを配置し
構造計算/耐震等級3との擦り合わせを行いながら、計画全体の解像度を上げていっています。
この大枠(計画の外的コンセプト)にブレが無ければ、その後の、本質的な、内部の細かな暮らし方(使い方)の打合せに注力できます。
先日、といっても少し前ですが、家族で箱根へ行ってきました。
妻の誕生日が近づいていたので、表向きは”誕生日祝い”ということにしましたが
実は内心、個人的な裏テーマがありました。
以前から気になっていた、村野藤吾氏設計のザ・プリンス 箱根芦ノ湖(1978年竣工)を体感することです。
少し暗めで、天井高さを抑えた、エントランス、そしてレセプションを通り
L字に曲がるとロビーに着きます。このロビーが今回のハイライトで、一番楽しみにしていた場所なのです。
『お~!』と心の中で声を上げました。
もうすでに気分は最高潮、旅の目的がほぼ達成されたような気持ちです。
ロビーで一晩過ごしてもいい!とまで思うほどです。
ロビーは、天蓋のような天井と石貼の壁柱で仕切られた待機スペースが特徴的で
重心を下げるように置かれた座面の低いスワンチェア、黒いタイルと赤い絨毯が組み合わさって、落ち着いた雰囲気を演出していました。
客室棟は円形になっています。
今ではあまり見ることのないデコラティブな印象ですが嫌味を全く感じません。
ベランダ同士と最下階の窓を隔てる垂直方向の袖壁も特徴的です。
(※あとになって、この垂直方向のデザインは木々との一体感を高めるために木の幹をイメージしたのでは?と解釈しました。)
館内にもデコラティブなデザインが各所にあり、村野建築としての拘りを随所に見ることができます。
なぜ客室棟は円形なのか?
芦ノ湖側に全客室を向ける事ができない円形を採用した理由は?
これは私の解釈ですが、
建物ではなく自然を主役と捉え、建物の存在を極力消す為では?と勝手に思っています。
周りの自然に対して、どこから見ても見付面積が一定で、弧を描きながら、自然へ溶け込む。
そいった意図ではないでしょうか?(違うかな??)
実施、船に乗り、芦ノ湖側から建物を見てみると、建物自体が3層と高さが低く抑えられていること
そして、建物が地面から生えているような設計ということが相まって、ほとんどその存在を感じませんでした。というか、よく探さないと見失います。
ベランダ袖壁のデザインと木々が一体になる効果も見て取れました。
完全に木々と一体になっています。外壁色の選択も流石で、見事に風景と合っています。
竣工当時の45年前、木々がどの程度成長していたか分かりませんが
村野氏はこの光景を想像しながら構想を練り
そして、オーナー側は、村野氏の意図に共感し、”芦ノ湖&富士山が見える”という、この土地最大のチャームポイントを一部切り捨てた円形型の採用を認めた。
そう考えると、頭が下がります。
45年にわたる丹精込めたメンテナンスと使用によって、今でも魅力的な姿を保ち続ける建築に感銘を受けました。
今後の時代を見据えると、長く使い続けるためには、建物の魅力と性能が不可欠と考えます。
そして、これらは切り離して考えるのではなく、同時に注力すべき要素です。
片方が欠けてしまうと、いずれどこかのタイミングでしわ寄せがくることになります。
そういったことを念頭に、さまざまな視点から丹念な提案を行いたいと改めて感じました。
今期より、一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協) 東京支部 へ入会しました。
住宅設計・施工における技術の進化は、快適な生活環境の実現に向けて重要な要素です。
更なる知識向上のため、最新の木造住宅の技術に触れ、アイデアやノウハウを吸収し、日々の業務に活かしていきたいと思っています。
そして、
『デザイン(意匠)』と『性能』の両面を、バランス良く考慮した、質の高い住宅づくりを追求し
より良い未来の実現へ、設計者として貢献したいと考えています。
弊所で設計・工事監理を行った
『袖ヶ浦|蔵波台の住まい』 の完成写真を掲載しました。
建て主様、改めまして、住まいの完成、おめでとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
また、工事関係者(佐野工務店)の皆さまへも感謝申し上げます。
断熱等級5|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
施主打合せ:2022-12-31
建て主さんと年明けから本格的にはじまる外構工事の最終打合せを行いました。
駐車スペース 施工状況。
車乗り入れ部 打合せ。
車乗り入れ部 打合せ。
郵便ポスト設置用開口 施工状況。
断熱等級5|耐震等級3(許容応力度設計)|長期優良住宅
現場定例:2022-12-26
内部の仕上工事が始まりました。
キッチン タイル貼 施工状況。
キッチン タイル貼 施工状況。
洗面所 タイル貼 施工状況。
各部屋 クロス下地 パテ処理 施工状況。
外部足場 解体状況。
足場も解体され、外観が確認できるようになりました。
現場定例:2022-12-14
ウッドデッキ 施工状況。
外壁(ガルバリウム鋼鈑) 施工状況。
現場定例:2022-12-07
大工さんによる内部の工事がほぼ完了。
リビングカウンター収納 施工状況。
リビング側 施工状況。
ダイニング側 施工状況。
階段室 施工状況。
2階ホール 施工状況。
ウォークインクローゼット 施工状況。
各部屋 施工状況。
吹抜け廻り 施工状況。
現場定例:2022-12-02
気密測定に立ち合いました。
測定器 準備中。
測定中。
気密測定 結果 0.30cm2/m2
現場の皆さんのおかげです!
製作キッチン 施工状況。
食洗機(Bosch)も設置されました。
鉄骨手摺 施工状況。
カウンター下 落下防止用バー 施工状況。
各部屋 施工状況。
現場定例:2022-11-22
屋根 ガルバリウム鋼鈑 施工状況。
1階 施工状況。
2階 施工状況。
洗面所 施工状況。
現場定例:2022-11-16
内部の造作工事が着々と進んでいました。
吹抜けに取付くペンダントライト用吊り木 施工状況。
※ペンダントライト用吊り木の詳細は、前のブログ(現場定例:2022-11-09)に記載しています。
玄関土間 下駄箱 施工状況。
玄関ホール 収納 施工状況。
分電盤が取付く為、配線が集中しています。
ダイニング側収納 施工状況。
リビング側 カウンター&収納 施工状況。
現場定例:2022-11-09
勾配天井 板貼 施工状況。
材料はオーク材です。
鉄骨部材 物干バー 施工状況。
天井の板幅に合わせて吊り材の位置を決めています。
図面の意図をくみ取り、丁寧に施工していただいた職人さんへ感謝です。
レンジフード廻り 施工状況。
吹抜けに取付くペンダントライト用の吊り木です。
既製品にはこういったものは無い為、図面を描き、製作しています。
こちらも材料はオーク材です。
配線を隠し、照明を引っ掛けるベース金物が見えないように埋め込むなど、細々とした拘りポイントがあります。
内部ボード下地 施工状況。
内部引き戸 木枠 施工状況。
材料は杉材です。
こちらの各部材寸法も、野暮ったくなく、且つ、使い勝手が悪くならないように色々と拘っています。
依頼していた塗装サンプルを確認しました。
現場定例:2022-11-02
2階天井ボード貼 施工状況。
施工図チェックを行った鉄骨部材(吹抜け廻りの手摺&天井の物干しバー)が工場から搬入されていました。
色は指定色へ焼付塗装済です。
今月はじめにさかのぼりまして・・・
上棟を終えた週末、袖ヶ浦市のお家にて上棟式を設けていただきました。
改めまして、お施主さま、おめでとうございます!
上棟式当日の屋根の様子です。
二重屋根のうち、一の屋根が完成しています。
最近弊所では、
『通気・防水・防風・気密』の観点から
二重屋根で設計する事が多いです。
この上に、二層目の屋根下地を設置し、最後に、ガルバリウム鋼鈑で仕上げて屋根が完成となります。
屋根の作り方(内部詳細)は色々とあり、出来てしまえば、見えなくなる部分ですが
建物の耐久性を担保(維持)する上で、検討(考慮)すべきことが多く、非常に重要な部分です。
現場定例:2022-10-26
セルロースファイバー 施工状況。
天井 可変透湿気密シート 施工状況。
セルロースファイバー 材料確認。
クニナカさんのショールーム。
こちらのキッチンは扉や天板に無垢材を使用した物です。
中々キッチンに無垢材を使う事はありませんが、色々な材料を見せていただきました。
シンク前の面材を外して内部を見せていただきました。
ディテールは作り手によって考え方が微妙に異なる事がある為、
端部の納まりなど細々した内容をこちらの意図も含め確認していきます。
扉が無垢の木(幅剥ぎ材)なので、裏面に反り止めが付けてありました。
工場も見学させてもらいました。
現場定例:2022-10-19
ルフロ400(ダクト式第3種換気システム)配管施工状況。
天井下地施工状況。
外部に接する床(ウッドデッキ上)軒天施工状況。
玄関庇(ウッドデッキ上)軒天施工状況。
窓廻り防水処理 施工状況。
現場定例:2022-10-13
この日は構造検査を行いました。
耐震壁施工状況。
基本的に外周部の壁を耐震要素として構造計算をおこなっていますが、内部もいくつか筋交いという耐震要素を設けています。
柱と土台、柱と梁を緊結する為のホールダウン金物施工状況。
屋根2層目 アスファルトルーフィング施工状況。
屋根1層目 透湿防水シート垂れ下げ、外壁透湿防水シート施工状況。
外部に接する床面 断熱材施工状況。
玄関庇 施工状況。
今回の庇形状は、単純な片流れではなく、寄棟形状としています。
寄棟形状とする事で、壁面以外の、正面・右側・左側、三方向どこから見ても見付面積が一定に見えます。
通常は片流れの庇が一般的ですが、寄棟形状とする事で、見た目の印象が華奢になり、圧倒的に綺麗に見えます。
庇の木下地の作り方は大工さんによって様々で、毎回勉強になります。
袖ヶ浦市で計画していたお宅が上棟しました。
お施主さま、おめでとうございます!
1層目の屋根下地(屋根水平構面)も完了し、合板継手の気密テープ貼が段取り良く進んでいます。
現場監督さん、職人の皆さま、お疲れ様でした。
引き続き安全によろしくお願いいたします。
先日、袖ヶ浦市で計画していたお宅の地鎮祭を無事に終える事ができました。
お施主さま、そして、工務店、多くの方のご理解・ご協力のお陰で
ようやくこの日を迎えることができました。
来年の工事完成へ向け、現場監理もしっかり努めていきたいと思います!
工事関係者の皆さま、安全にどうぞよろしくお願いいたします。
先日(と言っても2ヶ月ほど前ですが)千葉県大網白里市へ敷地視察へ行ってきました。
南北道路で道幅も広く、日当たり抜群の敷地です。
建て主さんとじっくり打ち合わせを重ねていきたいと思います!
□□□お知らせ□□□
次回の住宅設計相談会は
6/25(土)10:30~/14:00~/16:30~
で開催予定です。
設計相談会の詳細はこちらからご確認ください。
↓↓↓↓↓↓
先日、市場調査という名目(気持ちは息抜き)で、グランピング施設に行ってきました。
当日は快晴で気温も高かった為、人工川で子供達が楽しそうに遊んでいました。
この位の水量であれば、子供も大人も安心して遊べますね。(写真は早朝なので靄がかかっています)
先日、千葉県九十九里町へ敷地視察へ行ってきました。
資材不足、資材高騰、納期遅延など
今の建築業界は不安が尽きない状況ですが
近所のおばあさんの威勢のいい挨拶に元気をいただきました!
-お知らせ-
次回の住宅設計相談会は
5/28(土)11:00~/14:00~/16:00~
6/11(土)11:00~/14:00~/16:00~
6/25(土)11:00~/14:00~/16:00~
で開催予定です。
設計相談会の詳細は下記からご確認ください。
千葉県袖ヶ浦市での住宅計画
昨年末まで住まい手さんと色々と議論を重ね、日射取得と日射遮蔽を意識した
太陽の動きに素直な外観(と断面)、住まい手さん考案の家事動線による間取りになりました。
住まい手によって家事動線の考え方は種々様々。
今回の間取りは、自分だけでは恐らく思いつかなったかと思います。
どのように生活したいのか…
ほんの些細な事でも、その本質をヒアリングするのは非常に重要で
そこが掴めれば計画の方向性が見えてくると改めて実感することができました。
時節柄、昨今の建築費高騰の影響を大きく受けてしまう計画の為、見積金額が心配ですが
・許容応力度設計での耐震等級3
・断熱性能HEAT20のG2
・長期優良住宅
といった建物性能を満たしながら出来る事を探っていきたいと思っています。
-お知らせ-
次回の住宅設計相談会は
2/12(土) 11:00~/14:00~/16:00~
で開催します。
設計相談会の詳細は下記からご確認ください。
以前…
といってもだいぶ前の投稿だった気がするけれど…
友人の佐藤雄高くんが代表を務める
やまのかみ木工所 のSNS投稿で初めて見た時からいつかオーダーしたいと思っていた
"こどもの椅子"をようやくお願いすることができました
私も娘もとても気に入っています
まだ気が早いですが
娘の次の世代
そしてその次世代へと
永く使い続けていってほしいなと
父として願っています
素敵な椅子をありがとう
千葉県成田市の猿山(茨城県との県境)でリフォームの現地調査と実測を行いました。
まずは一期工事としてLDKと洗面脱衣室の間取り変更と断熱-耐震改修を行う予定です。