FAQ|よくあるご質問 ⑥家づくりについて
土地探し・間取り・注文住宅の進め方
家づくりを考え始めると、「何から始めればいい?」「土地が決まっていなくても相談できる?」「どんな家が自分たちに合っている?」など、
分からないことや不安を感じる方も多いと思います。
私は、間取りやデザインを決める前に、「どんな暮らしをしたいか」を大切にしています。自身が実際に暮らす自邸でも、
無理のない広さ・暮らしやすい動線
自然の光や風、空気の流れを活かす設計
家族の気配・老後のこと
デザイン先行ではなく、まずは「こんな暮らしをしたい」を大切に設計を行いました。
このページでは、家づくりについてよくいただく質問へお答えしています。
Q.1
家づくりは何から始めればよいですか?
A.
家づくりを考え始めた時、「まず何を決めれば良いのか分からない」という方はとても多いです。土地・予算・間取り・住宅会社選びなど、決めることが多く、不安を感じるのは自然なことだと思います。
私は、最初から間取りやデザインを決めるよりも先に、「どんな暮らしをしたいのか」「どんな時間を心地よいと感じるのか」を大切にしています。例えば、
朝の光が入るダイニングで過ごしたい
休日は家でゆっくり過ごしたい
小さくても心地よい家にしたい
光熱費や将来の負担を抑えたい
そうした日々の何気ない感覚を整理することが、家づくりの出発点だと考えています。見た目だけではなく、「実際に暮らして快適かどうか」を大切にしています。
Q.2
土地探しから相談できますか?
A.
はい。土地探しの段階からご相談いただけます。「良い土地=条件の良い整形地」だけではないと考えています。
周辺環境・光の入り方・風の流れ
道路との関係・視線の抜け方
などを丁寧に読み解くことで、その土地ならではの魅力を引き出せる場合があります。一見すると条件が難しそうな土地でも、設計によって心地よい住まいになることは少なくありません。
土地と建物を一体で考えながら、無理のない家づくりをご提案しています。協業している信頼のおける不動産業者と共に土地探しからサポートいたします。
Q.3
土地が決まっていなくても相談できますか?
A.
はい、土地が決まっていない段階でもご相談いただけます。むしろ土地探しからのご相談をおすすめします。
予算バランス・土地条件
暮らし方・必要な広さ
などを整理しながら、一緒に家づくりを進めていきます。土地探しと建物計画を同時に考えることで、「その土地で本当に心地よく暮らせるか」を早い段階で確認しやすくなります。
協業している信頼のおける不動産業者と共に土地探しからサポートいたします。
Q.4
小さい家でも快適に暮らせますか?
A.
はい。「大きな家=豊かな家」とは考えていません。必要以上に大きな家は、建築コスト・光熱費・掃除やメンテナンス・将来の負担につながる場合があります。
視線の抜け・吹抜け
窓配置・収納計画
を工夫しながら、小さくても広がりを感じられる住まいを大切にしています。自邸でも、限られた面積の中で「無理なく心地よく暮らせること」を大切にしています。
Q.5
家事がしやすい間取りはできますか?
A.
はい。家事動線は、日々の暮らしやすさへ大きく影響します。単純に回遊動線を設けるのではなく、家事を一日の中での一連の行動として考えています。
収納位置・帰宅動線
キッチン配置・洗濯動線
などを移動との関係で整理することで、忙しい日常でも無理なく暮らしやすい住まいを目指しています。見た目だけではなく、「毎日の使いやすさ」を大切にしています。
Q.6
パッシブデザインとは何ですか?
A.
パッシブデザインとは、太陽の光や風といった自然エネルギーを活かしながら、快適に暮らせる住まいをつくる設計手法です。
冬は太陽の熱を取り込む
夏は庇で日差しを遮る
風を通しやすくする
など、敷地条件や方位を読み解きながら設計します。性能や設備だけに頼るのではなく、「建築そのものの工夫」によって、快適性と省エネルギー性を両立することを大切にしています。
Q.7
家づくりには、どれくらいの期間がかかりますか?
A.
弊所では、はじめてのご相談から完成・お引渡しまで、おおよそ1年〜1年半かけて進めます。急ぎません。ひとつひとつの判断を、納得して積み重ねていただくための時間です。
| 段階 | 期間 |
|---|---|
|
基本設計 建物の大枠を固める |
2〜3ヶ月 |
|
実施設計 詳細図面・構造計算・性能計算 |
3〜4ヶ月 |
| 見積り・金額調整・確認申請 | 2ヶ月〜 |
| 工事 | 6ヶ月〜 |
なぜ、これだけの時間をかけるのか。家は、建ててしまえば、やり直しがききません。だからこそ、図面の段階で、暮らしを何度も確かめる。その手間が、住んでからの心地よさに変わります。
お急ぎの事情があれば、できる限り合わせます。まずは、ご相談ください。
家づくりの流れ
ご相談から完成・お引渡しまで、9つのステップ。
各段階の内容と、かかる時間をまとめています。
Q.8
終の住処として、手すりや段差の解消は、最初から必要でしょうか?
A.
とても大切な問いです。私たちの答えは、「今すべて付ける」でも「何もしない」でもありません。今の暮らしの心地よさを損なわず、将来の備えを、目立たない形で仕込んでおく。これが、いちばんいいと考えています。
具体的には、こう考えます。
階段は、一段の高さ(蹴上げ)を180mmにおさえて設計します。勾配をゆるやかにしておくことで、上り下りの負担を軽くできます。歳を重ねてからの毎日に、効いてくる寸法です。
手すりは、今すぐ全部は付けません。その代わり、必要になったときすぐ付けられるよう、壁の中に下地(補強)を仕込んでおきます。壁を壊さずに、あとから足せる状態に。
廊下やトイレ、浴室の広さは、将来、体が不自由になっても使える寸法で考えておきます。
1階だけで暮らしが完結する計画にしておくと、階段が負担になっても安心です。
そして、忘れてはいけないのが、家の中の温度差です。廊下や浴室が冷え込まない家は、それ自体が、体を守る備えになります。
手すりだらけの家を、今すぐつくる必要はありません。大切なのは、いざというとき、静かに対応できる骨格を、最初に用意しておくことです。
コラム
平屋と2階建て、どちらが老後に向いているか。
動線・温熱・維持費、3つの視点から考えます。
Q.9
建て替えとリノベーション、どちらがいいか迷っています。
A.
どちらが正しい、という答えはありません。今ある家の状態と、これからどう暮らしたいか。その二つで決まります。まず、判断の目安をお伝えします。
リノベーションが向いているのは、こんな場合です。
建物の骨組み(構造)や基礎が、まだしっかりしている
今の家に思い入れがあり、活かしたい
費用を、できるだけ抑えたい
建て替えが向いているのは、こんな場合です。
構造や基礎の傷みが大きい
断熱や耐震を、根本から今の基準に引き上げたい
間取りを、大きく変えたい
ただ、正直にお伝えします。リノベーションは安く見えて、壁を開けてみると傷みが深く、結局、建て替えに近い費用になることもあります。逆に、まだ十分に使える家を壊すのは、もったいない。
だから弊所は、思い込みで決めません。まず、今ある家を診ます。耐震診断や現況調査で、建物の状態を数字で確かめる。そのうえで、費用と暮らしの両面から、どちらが理にかなうかを、ご一緒に判断します。
コラム
定年を機に、家を建て替えるということ。
建て替えかリノベーションか、退職金の使い方も含め、正直に書きました。
図面や写真だけでは分からない、光の入り方・空気感・素材感・暮らしやすさを、実際に体感していただけます。
自邸見学会
設計者が家族と実際に暮らす自邸を、毎月限定で公開しています。
まずいらしてください。
住まいの相談会
土地探しから、予算のことまで。どんな段階のご相談でも歓迎しています。
随時開催。費用はかかりません。