星久喜の住まいⅡ|木箱プロジェクト Ver.Ⅱ
千葉市中央区で進行中の注文住宅「星久喜の住まいⅡ」
本計画は、弊所のスタンダードである Standard House|木箱プロジェクト Ver.Ⅱ として
“空間の質をつくる設計” を軸に
構造・断熱・素材・プロポーション などの検討を丁寧に積み上げてきました。
「特別な一棟」ではなく
これからの家づくりにおける
ひとつの“標準”となりうる住まいを目指しています。
タイルについて
今回は、現場の進捗報告ではなく、「タイル」のお話です。
空間の印象を静かに決める素材。
それが今回のキッチンと洗面コーナーのタイルです。
派手ではないけれど、
空間全体の“空気感”を左右する、とても大事な存在です。
設計当初からイメージしていたこと
設計の初期段階から、
- キッチンにはタイルを貼りたい
- 白を基調にしたい
- お掃除を考慮しつつ素材感も重視
- 年月を重ねても馴染む質感
この方向性は共有していました。
単なる「白いタイル」ではなく、
光の入り方や木部との相性、
日々の暮らしの中でどう見えるかを想像しながら選んでいます。
SNS時代の素材選び
今は、Instagramなどで品番まで丁寧に紹介されている時代。
正直に言えば、気になるものは私も参考にします。
でも、それをそのまま採用することは決してありません。
特にタイルは、
写真と実物で印象がまったく違うことがある素材です。
カタログで「いい!」と思っても、
サンプルを見た瞬間に
「あれ…ちょっと違うな…」となることは、これまで何度もありました。
タイルは素材感が強く、
空間全体の「静けさ」そして「品」・「佇まい」に大きく影響します。
日常的に目に入り、使われ続ける場所だからこそ、
派手さではなく、長く馴染むことを大切にしたいと思っています。
① まずはWEBでの検討
まずはWEB上で候補を絞り込みます。
今回は、事前に下調べをしていたタイルをいくつか確認。
サイズ感や目地・陰影の出方、素材感を想像しながら、
設計している空間と重ね合わせていきます。
ここではまだ、あくまで“仮説”です。
②次に サンプルでの実物検討
取り寄せたサンプルがこちら。
同じ「白系」でも、
つるっとした質感
マットな質感
白の濃淡
少しグレーを含んだもの
和の印象が強いもの
素材感の差
並べてみると、まったく表情が違います。
気づけば、これはもう完全に“タイル選定の沼”。
でも、この時間がいちばん大事だったりします。
「掃除を考えると滑らかな質感がベストではあるが…」
「もっと素材感のある方がいい。」
「真っ白でなく、少しグレーが入った印象がいい。」
「この白は、ちょっと違う…」
「これは和っぽいな…」
「もう少しシュッとした印象がいい。」
譲れない部分を整理しながら、
空間全体のバランスで決めていきます。
デザインは、感覚だけではなく、
素材や空間の関係性を読み解く作業でもあります。
③ タイル施工完了
そして、施工が完了しました。
目地の色まで含めて検討した仕上がりは、
想定通り、静かで品のある表情に。
主張しすぎないけれど、
確実に空間を整えてくれる存在。
シンプルに見える空間ほど、
実は細部の積み重ねでできています。
写真では絶対に伝わらないこと
タイルは、画面越しでは伝わりません。
光が当たったときの陰影
そのもの自体の質感
空間の中での存在感
これは、実際に見ていただくのが一番です。
完成見学会のお知らせ|千葉県千葉市星久喜町
「星久喜の住まいⅡ」は、
Standard House|木箱プロジェクト Ver.Ⅱ の初完成建物として、
完成見学会の開催を予定しています。
こだわりのタイルはもちろん、
光と素材の関係を丁寧に整えた住まいを、
ぜひ現地で体感してください。
完成見学会の詳細は、
下記からご確認ください。
千葉市で注文住宅をご検討中の方、
設計事務所との家づくりに興味がある方、
ぜひこの機会に。
静かな豊かさを、実際の空間で。
設計事務所としての「標準」を、丁寧につくる
「星久喜の住まいⅡ|Standard House|木箱プロジェクト Ver.Ⅱ」は
特別な意匠や派手さを狙った住宅ではありません。
けれど、 長く住み続けるために必要なことを、きちんと積み重ねた住まいです。
これから仕上げ工事へと進み、 空間はさらに静かに、整っていきます。
完成まで、 現場の様子を引き続きレポートしていきますので、 ぜひご覧ください。
お知らせ
Standard House|木箱プロジェクト のホームページをリニューアルしました
建売住宅のように決まりきった家でもなく、
フルオーダーの注文住宅ほど難しくもない。
Standard House|木箱プロジェクト
価格より価値を大切にする。
それが私たちのスタンダードです。
必要なところには
きちんとお金を使う。
派手さより
長く心地よく暮らせることを
大切にした家です。
同じ大きさでも
家の価値は
設計で決まる。
それは
間取りや設備の豪華さではなく
設計の密度です。
『木箱プロジェクト』は
設計事務所が本気で考えた
「Standard House」です。
豪華さを足すのではなく
不要なものを
徹底的に削る。
削ったのは
見せかけのコストではありません。
後悔につながる
余計な設計と
中途半端な妥協です。
タイラヤスヒロ建築設計事務所の家づくり
千葉県で注文住宅を検討されている方へ。
暮らしをつくる家、家をつくる想い
- 断熱等級6(UA値0.46~|HEAT20 G2~G3水準)
- 耐震等級3(許容応力度設計)
- C値0.7以下(気密性能/中間測定時)
- 長期優良住宅対応
- 一次エネルギー消費量等級6/ZEH(GX ZEHなど)対応可/BELS評価対応可
- 高耐久仕様
- 自然素材の活用
- 日本の職人さんによる確かな手仕事を活かす家づくり
- 小さな家でも快適に暮らせる設計
冬は、太陽のあたたかさを静かに抱き込む家。
夏は、庇や窓の設計が光を整え、心地よい影をつくる家。
そんな “自然の力(パッシブデザイン)” を大切にしながら、
耐震・断熱・気密・通風・日射コントロールといった性能を磨き、
さらに光熱費や維持管理費(ランニングコスト削減)など、暮らしの先々まで見据えた
“住まい全体の最適化” を行っています。
そこに欠かせないのが、
日本の職人さんが手をかけてつくる、確かで美しい仕事です。
自然素材が持つ表情や触り心地を生かしながら、
細部に宿る手仕事の積み重ねが、住まいの寿命と豊かさを支えています。
日々の暮らしが快適で、心と体に無理がなく、
十年後も、二十年後も「この家にしてよかった」と思えること。
それが、私の考える “当たり前の性能” であり、住まいづくりの “揺るぎない想い” です。




