見積には少し時間がかかるため、この期間を有効に活用し、
私たち設計事務所では「建築確認申請」など、工事に必要な各種申請の準備を進めていきます。
色や仕様の多くは見積時点で決まっていますが、いくつか保留していた細かな部分もこのタイミングで整理していきます。
実際に使う材料の候補色サンプルを取り寄せて、実物を見ながらひとつずつ決めていく予定です。
工事が始まると、なかなか立ち止まって考える時間が取りづらくなります。
だからこそ、今のうちに「この家でどんな暮らしをしたいのか」「本当に必要なものは何か」を
あらためて、じっくりと見直しておきたいと思っています。
こちらの黒くてシンプルな箱、何かお分かりになりますでしょうか?
正解は「郵便ポスト」です。
玄関先の“顔”ともいえる存在なので、意外と悩むアイテムのひとつ。(今回は玄関先には設置しない予定ですが、それでも印象に関わる大切なアイテムです。)
設置場所・投函できるサイズ・細かな機能など、住まい手さんの好みや利用状況などに応じて、毎回検討しています。
写真のポストは、シンプルでありながらどこか愛着が持てるデザインで、第一候補として考えていました。
ただ、メーカーさんから「在庫が少なく、今のところ手配が難しいかもしれない」との連絡が…。
少し残念ですが、気持ちを切り替えて、似たような形状の製品を他のメーカーでも探してみようと思います。
間取りはもちろん、素材や色の選定、そしてポストのような小さなパーツに至るまで、考えることは本当にたくさんあります。
迷うこともあれば、家族の中で意見が分かれることも少なくありません。
しかし、そうした過程も含めて「家をつくる楽しさ」なのだと感じています。
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「1.6mの高低差」と聞くと、初めて耳にする方は「結構高いな…」という印象を持たれるかもしれません。
しかし、公園や里山の遊歩道などでは、このくらいの高低差は実はよく見られるものです。
そうした場所では、景観と安全性を両立させるために、さまざまな工夫が施されています。
たとえば、自然石を敷きならべた階段や、丸太を使った土留めと一体化した階段など。
素材の表情や形状を活かしつつ、周囲の自然に溶け込むデザインが多く見られます。
上の写真は、私たち家族がよく遊びに行く、千葉市緑区土気にある「昭和の森」で撮影したものです。
大谷石を使った階段で、一部は欠けていたり全体的に風化が進んでいたりしますが、それがかえって味わいとなり、独特の趣を醸し出しています。
経年変化によって生まれる柔らかな色合いも、大谷石ならではの魅力だと感じます。
実は、今回の造成計画でもこの大谷石を使った階段を候補に挙げていました。
しかし、強度や耐久性、施工性なども視野に入れ、現在は他の素材も併せて検討しているところです。
自然素材の持つ魅力、メンテナンスのしやすさ、そして費用感。
これらのバランスをどう取るかが、今回の造成計画における重要なテーマのひとつになっています。
最後の写真も、同じく昭和の森の中で撮影したものです。
今回の造成計画とは規模こそ異なりますが、公園内のなだらかな起伏の様子を感じられる一枚です。
穏やかな今の季節、ピクニックにも最適な、私たちのお気に入りの場所です。
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先日投稿した千葉市中央区星久喜の土地(以前のブログはこちら)で住宅の計画を進めています。
この敷地は、道路と建物が建つ予定の地盤面との間に最大で約1.6メートルの高低差があるため、
玄関までのアプローチには階段の設置が必須となります。
添付の写真は、その敷地の様子を撮影したものです。(雨で少し地面が濡れています。)
コンクリートでしっかりと階段を作ってしまう案もあるのですが、コスト面での負担が大きいこと、
そして何より、高さ1.6mもの階段をコンクリートだけで作ってしまうと無機質で冷たい印象を与えてしまう懸念があるため、今回は別の方法を検討中です。
敷地内には大谷石で作られて塀が既にある為、それら周囲の景観との調和も考慮しながら、
できるだけ自然な形でアプローチ部分も含めた全体の造成計画を、造園的な視点も取り入れて設計していく方針です。
素材選びや植栽の配置、動線/駐車スペースの確保など、建物と敷地全体のバランスを大切にし、
住まう人、そして、訪れる人にとっても心地よいアプローチを目指します。
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先日、千葉市中央区星久喜町へ敷地視察に行ってきました。
第一印象は「魅力的!」。
とはいえ、土地にはそれぞれ個性があるもの。
今回の敷地もいくつかの特徴がありました。
視線の抜ける方向は真南からやや振れて南東方向であるため、陽ざしがたっぷり降り注ぐのは午前中がメインとなりそう。
南西方向は隣家までの距離が取れそうなので、設計の工夫次第では午後の陽ざしも確保できそう。
道路と敷地に高低差がそれなりにあるが、がけ条例、そして令和5年から施行された盛土等規制法には該当しない範囲。(ここ非常に重要!)
むしろ、この高低差を生かした魅力的なアプローチが作れそう。
一つ気になるのは…
駐車スペースの間口が2m。 ここは素直に受け入れるしかありませんね。
総合的に見ればとても魅力的な敷地。
偶然にも、2021年にお引き渡しさせていただいた 「星久喜の住まい」 のご近所!
何かのご縁を感じずにはいられません。
今後の計画が楽しみになる、そんな視察でした。
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■日時
・3/22(土)11:00~/14:00~/16:00~
・別日で日時を設定することも可能です
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