千葉市中央区星久喜の住まい [これまでのブログ記事はこちら]
7月6日(大安)、無事に地鎮祭を執り行うことができました。
関係者の皆さま、改めて心より感謝申し上げます。
工事に関わってくださる皆さま、安全第一でどうぞよろしくお願いいたします。
地盤調査の結果もひと安心
気になっていた地盤調査の結果ですが、以前ご紹介した「表面波探査法」による調査の結果、
想定通り良好な地盤とのこと。
地盤改良工事は必要なく、このまま基礎工事へ進めることになりました。
家を建てる上で、地盤の状態はとても大事なポイントなので、こうした結果が出て本当にひと安心です。
詳細図の制作が本格スタート
各種申請も無事に一段落し、弊所では、現在「詳細図」の作成を本格的に進めています。
工事が始まると、職人さんの作業が止まらないように、設計の段階でしっかり納まりを決めておくことがとても大切です。
多くの設計者の図面は、縮尺が1/100や1/50など大まかな寸法で「こう見せたい、こうしたいですよ」といった方向性を伝えるものが主ですが、
弊所では、それに加えて、1/10・1/5、場合によっては1/1(原寸大!)の縮尺で細部まで図面を作成します。
この“詳細図”こそ、職人さんたちと設計者の意思疎通を図る、とても大切なツールであり、
設計者の本来の職能だと考えています。
手仕事を活かす現場に
現在の住宅業界では、カタログから既製品を選び、現場でそれを取り付ける――という作業が主流になりつつあります。
合理的でコストコントロールもしやすい一方で、腕の良い職人さんたちの技術を活かす機会が減ってきているのも事実です。
もちろん、弊所でも既製品を採用することはあります。
既製品を使うこと自体は決して悪いことではなく、限られたご予算の中で家づくりを行ううえで、有効な選択肢の一つです。
ただ、住まい手の方から寄せられる細やかなご要望に対して、既製品では対応しきれない場面も少なくありません。
手づくりの経験や知識がない設計者であれば、そうした要望に対して「できません」と答えるしかないこともあります。
しかし、職人の手仕事でつくる選択肢があれば、カタログという“限られた枠の中”から解放され、
より自由度の高い設計が可能になります。
そして、弊所の図面は、単なる指示書ではありません。
「こう作ればもっと美しくなる」「この作り方なら耐久性がもっと高まる」——
そんな対話を職人さんと積み重ねていくための、大切なコミュニケーションツールだと考えています。
こうしたやりとりができるのも、現場での作り方まで踏み込んだ、施工者目線の細部まで書き込まれた“詳細図”があってこそです。
このような家づくり・図面づくりには、時間と手間がかかります。
それでも、住まい手さんの想いに応え、より安心安全な住まいを作るため、職人さんたちの技術を活かすため、
設計者としての誇りを持って、一つひとつ丁寧に描き上げています。
このような姿勢こそが、設計者に求められる本来の役割であり、担うべき責務だと弊所では考えています。
これから基礎工事が始まり、家づくりの現場はどんどんと動き出します。
気を引き締めて進めていきます。
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