台風の影響か、今日は雨が降ったり止んだり、忙しい天気の柏崎です。
今回は鉄骨階段のお話を少し。
上下階の移動のために設ける階段ですが、
『詳細にデザイン(設計)し、オブジェのように美しく見せたい!』
と、我々設計者は思うわけで、毎回少しづつデザインを変え、
より綺麗に、そして よりかっこ良く見えるように、こだわって設計します。
かっこいい(オブジェのような)階段の代表格が、螺旋階段だと私は思うのですが、
螺旋階段すべてを鉄骨部材で製作するとなると結構費用がかかります。
そこで予算を抑える工夫として
今回は、螺旋階段のような形状で、鉄骨と木材を合わせたハイブリッドな階段にて計画しました。
また、予算を抑えるもう一つの工夫として、鉄骨部材を規格品で構成しました。
建築材料の寸法には、規格寸法と特注寸法 というものがあり、当然ながら特注寸法は値段が上がります。
そして、鉄骨部材にも幅や厚みに規格寸法(規格品)が存在します。
規格品をうまく組み合わせて全体を構成することで、余分な加工費を削減できます。
写真は製作途中の階段です。
完成した時の、鉄骨の無骨な表情と木の落ち着いた表情のコントラストが今から楽しみです。
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