今回は泉氏の司会のもと、三澤氏の木造住宅設計に対しての取り組みや、強い信念をお聞きする事が出来た。
『住宅に使用する全ての木材は我々が用意し、その細部の加工含め、全てを施工者に指示を出す。
そこまでやって、はじめて自分達の求めているレベルの住まいが出来上がる。
施工者主導でなく、設計者主導で材料監理まで行い、それが全体の現場監理までつながる。
そこまで行なうということ(材料を準備するということ)は、材料に対しても責任を持つという事。それが我々設計者の関わりかた』
ここまで徹底した設計者の言葉をはじめて耳にした。
その裏に隠れた労力は計り知れない。
講演会後の懇親会で、三澤氏の 『タイラ君、君も木を買いなさい。』 という言葉には、
設計に対する深い思いが込められているように感じ、三澤氏の素敵な笑顔が忘れられない。
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